「何を言いたいのか考えずに言ってしまっているのが原因^^;」
パソ子が不調で、ここ数日ブログが書けませんでした.....
もし更新を楽しみにしてくださったる方がいらしたらごめんなさい。
このクラスは、今回からついにラストの「伝える」フェーズに突入。
「伝える」ってこと考えたとき、言い方とかテクニックとかより、まず何より大事なのは
「伝えたいことは何なのか?」
ってことです。
ってことです。
ま、自分自身の中で、それがひとつの意図に統一できてるときは簡単なんですけどね。
いつもそういうわけにはいかなくて。
特に、自分自身でもうまく気づけてないところに隠れた意図や意識の混乱があったりすると、それは、まずは非言語的メッセージとして、次には言語的メッセージとして、見え隠れ、してしまうものみたいなんですわ。
言語的メッセージと非言語的メッセージが矛盾してる場合のことは、以前、ダブルバインドの問題としてここのブログでも書いたと思うんですが、口に出して言ってることなのに、思ってることと違うことをウッカリ言ってる、みたいなことも、割とよくあります。
言語的メッセージと非言語的メッセージが矛盾してる場合のことは、以前、ダブルバインドの問題としてここのブログでも書いたと思うんですが、口に出して言ってることなのに、思ってることと違うことをウッカリ言ってる、みたいなことも、割とよくあります。
特に、ウッカリしやすいにも関わらず、気づきにくいことのひとつに、言葉の選択というのがあります。
他にもたくさん言い方があるにもかかわらず、なぜそのコトバを選んだのか、ってとこ。
通常は、割とあんまり考えないでアタマに浮かんで来た言葉をそのまま採用しちゃってることが多いのかな?と思いますけど。(だから気づきにくいのですが)
でも、自分が伝えたかったことに対して、思ってない反応が来るようなときは、「この言葉の選択であってたのか、どうなのか」を考えなおしてみると、思いがけない発見があったり、それまでうまくいかなかった関係性に変化が生じたりすることがあります。
たとえば・・・
昨年度の「ちゃんとちゃんとWS」にご参加くださっていたSさんが,最近体験されたことなんですが。
お客様への手土産を頼まれて
予算と条件に合う品が思い浮かばず
前に、同僚が某ホテルの焼き菓子は
予算と条件に合うと教えてもらったけど
同じお客様だとマズイので
同僚に某ホテルで買った手土産は
どこのお客様あてか覚えてる?と聞いた。
覚えてません。と仏頂面で言われ
プイとされてしまったので
あら、困ったなぁ、、と思った。
しばらーくたって
同僚が書類をゴソゴソ調べて
さっきの◯△会社です。と教えてくれた。
私は同僚が覚えてるかを知りたかったのではなく
客先を教えてもらいたかったのだ。
そもそも私の言い方が間違ってる。
何を言いたいのか考えずに言ってしまっているのが原因^^;
同僚に察してもらえるだろうと期待して
あてが外れて困っただけだった。
・・・ね
このケースだと、たぶん、Sさんは同僚さんに話しかける前に
「このお菓子、以前もどなたかに差し上げたはずよね・・?」
「あれ、あのお客様、どちらの会社様だったかしら・・?」
って思ったんじゃないかと思うんですね。
つまり、記憶を探るような意識の働かせ方をしたんじゃないかと。
で、「そうだそうだ、差し上げたってことは覚えてる」とか。
「でもお客先は・・・うーん、思い出せないなあ」とか。
そういう内的会話の下地に乗っかって同僚さんに話しかけたから、
「覚えてる?」
と、記憶の有無を尋ねる質問をしちゃったのじゃないかと思います。
でも、同僚さんは、自分に話しかけてくる前にSさんがアタマの中で何をやってたか知りませんのですね。
同僚さんの立場からすると、そのときご自分がされてる仕事となんの脈絡もないことについて、覚えてるかどうか尋ねられたわけで。
「は? ・・・いきなり、何??(ムッ)」
となってしまったのですわ。
でも、そこで、自分も同僚さんの不機嫌に反応して「ムッ」とするのは簡単だし、やっちゃいがちなことだと思うんですけど。
Sさんの場合は、「自分が何を伝えたいのか?」=「知りたいことはなんだったのか?」の視点で考え直してみたことによって
そもそも私の言い方が間違ってる。
私は同僚が覚えてるかを知りたかったのではなく、客先を教えてもらいたかったのだ。
ということに気づけたっていうわけ。すばらしいですね~
Sさん曰く、
前の私だったら
「人が聞いているのに、あぁー 気分悪っ」
となっていたのですが
「人が聞いているのに、あぁー 気分悪っ」
となっていたのですが
こういう風に思えるようになれたのは
ちゃんとちゃんとのおかげです^^
・・・とのこと。
うふふっ。
ワークショップをうまく活用してくださっていて、嬉しいです
言葉の選択って、今まであんまり考えたことなかったなあ・・という方。
考えてたけど、なんだか間違えてるときがあるような気がする・・・という方。
そこらあたりをどーんとまとめて、7/8に行う「大人のための国語セミナー」で扱います。
もしご都合が大丈夫でしたら、ぜひどうぞ!